開催日2022年11月5日(土)
所属選手井上 岳志
対戦相手天熊丸木 凌介(天熊丸木)
試合結果6R 2分 31秒 TKO
井上 岳志

空位のWBO-AP王座とOPBF王座を懸けて、元王者の井上と日本3位の天熊丸木が争った。初回、井上は鋭い踏み込みから右フックをヒット。ジャブを返した天熊丸木だが後手に回った印象。2回、井上は前後の動きを意識しながらジャブからワンツーを好打。ジワリジワリとプレスをかけると、力強い右フックを叩きつけてガード越しでもダメージを与えた。4回、井上は右オーバーハンドで左目上を切り裂くと上下に打ち分け攻勢。5回、井上は右スィング、左ボディで効かせるとフィニッシュを狙いパンチをまとめる。劣勢の天熊丸木は必死にパンチを返し執念を見せた。6回も井上は攻撃の手を緩めず。コーナーに詰めて連打から右フックで顔を弾くとダメージを考量したレフェリーが割って入った。井上がスーパーウェルター級2冠王者に輝いた。

開催日2022年6月4日(土)
所属選手井上 岳志
対戦相手ワチュク・ナァツ(マーベラス)
試合結果判定3-0 勝ち
井上 岳志

世界15位の井上と日本1位のナァツが2020年11月以来の再戦に臨んだ。初回、井上が鋭い踏み込みから左をヒット。距離を保ちながら上手くいなす。2回、ナァツは左ボディ、右フックを叩きつけて積極的な攻撃を展開。井上のガードに阻まれたが果敢に攻めた。3回以降はパンチを交錯する中、井上のテクニックが上回った印象。5回、ナァツは右アッパーから力強いパンチを決めるが、井上も真っ向から応戦。右フックで顔を弾きペースを渡さなかった。7回、ナァツは左フックでバランスを崩させるが、井上はすぐさま右オーバーハンドを返すと有効打で上回った。9回、何度も右が交錯。決定打は出ないがこのラウンドはナァツが攻勢をかけた。最終10回はお互いの意地がぶつかり合い、激しい打撃戦を繰り広げた。2~5ポイント差をつけた井上が再起に成功した。

開催日2021/11/17(水)
所属選手井上 岳志
対戦相手ティム・チュー
試合結果判定負け
井上 岳志

WBO世界スーパーウエルター級6位でWBOアジアパシフィック同級王者・井上岳志(ワールドスポーツ)が17日、当地でWBOグローバル同級王者でWBO同級1位ティム・チュー(オーストラリア)と対戦。

チューの多彩なパンチに苦しみ、12回にダウンを奪われるなどして判定負けした。戦績はチューが20戦全勝(15KO)、井上が17勝(10KO)2敗1分け。

井上はチューのスピードのあるジャブ、高角度のアッパーなど多彩なパンチに苦しんだ。体を寄せて接近戦に持ち込もうとするが、左右アッパーやボディーで突き放され、自分の距離で戦えず。強打を封じられた。

6回にはボディーにパンチを集められる場面も。最終ラウンドには、右の打ち終わりに井上がバランスを崩したところにチューが右フック。スリップ気味だったが、ダウンをとられた。立ち上がって一発逆転を狙ったものの、無念の試合終了ゴングを聞いた。

ジャッジ2人がフルマークの107―120、1人が108―119の0―3で、井上の判定負けとなった。

開催日2020/11/07(土)
所属選手井上 岳志
対戦相手ワチュク・ナァツ(マーベラス)
試合結果3−0判定勝ち
井上 岳志

WBOアジアパシフィック王者で2団体で世界ランク入りしている井上のノンタイトル戦。
A級初戦で世界ランカーに挑むナァツがジャブを飛ばすが、井上は右カウンターで迎え撃つと鋭い左フックで脅かした。井上は一瞬の踏み込みから左ボディ、右ストレートをヒットするが、ナァツも臆することなく前に出て右フックで応戦。

4回、ナァツは打たれながらもグイグイと距離を詰めると強烈な右フックで後退させて堂々と渡り合った。このラウンド、井上は偶然のバッティングで左目上をカット。6回、井上は上下のコンビネーションで攻め立てるが、ロープ際に追い込まれたナァツは「来い!来い!」と手招きをして打撃戦に応じた。

終盤は井上がアッパーを織り交ぜた攻撃でヒットを重ねて見栄えの良さをアピールした。最終8回はお互いに最後までパンチを交錯させて譲らなかった。クリーンヒットで上回った井上が快勝した。

開催日2020/01/18(土)
所属選手井上 岳志
対戦相手チェン・スー(中国)
試合結果2R終了TKO
井上 岳志

2度目の世界戦を目指す井上が長身のサウスポー挑戦者を迎え初防衛戦に臨んだ。

立ち上がり、初来日のチェンは長いリーチを生かした右ジャブを散らし左のタイミングを計る。対し、井上はフェイントをかけながら左であおると、突っ込みすぎることなく初回からワンツーを好打。すると終了間際に左フックから右を返し、幸先の良いダウンを奪った。

ゴングに救われたチェンは2回、ペースを上げ圧力をかけるが、左は井上に読まれて空振。逆にボディまで効かされて守勢に回った。この回の終盤左アッパーで井上を脅かしかけたが、再び右ストレートを痛打し2度目のダウンを喫した。ここもゴングに救われたチェンだが、インターバルで棄権を申し出、レフェリーが了承。

井上が2回終了TKO勝ちで初防衛に成功した。