開催日 | 2024年7月15日(月) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | マーク ディキンソン(英) |
試合結果 | 判定3-0 96-94,97-93,98-92 勝ち |
竹迫とディキンソンの対決。初回、一気に距離を詰めてボディを叩きにきたディキンソンに対して、ガードを固めた竹迫は、ここを凌ぐと、ジャブとワンツーで鋭い右ストレートを返した。ディキンソンも右アッパーで竹迫のガードをこじ開けにきた。ジャブを丁寧に突いて試合を組み立てた竹迫が2回、左ボディを突き刺すと、ディキンソンは下がって追撃を回避した。ディキンソンが前に出て左右のフックを振ってきたが、竹迫は下がらず右ストレートを返して押し返した。3回はジャブ、左ボディ、右ストレートとテンポよく手を出した竹迫に対して、ディキンソンはガードして、左フックを打ち終わりに合わせるが、竹迫はガードして、右ストレートを打ち返して、ディキンソンの手を止めた。4回、接近戦で頭をつけて押し合いながら、スペースを作ってカウンターを取り合う両者、ディキンソンの左右のフックとアッパーを顔面に喰らった竹迫だが、怯まず前に出てアッパーとボディを打ち返した。中盤、ジャブとワンツーを軸に先に手を出す竹迫だが、ディキンソンは打ち終わりにガードの隙を突いてフックとストレートで竹迫の顔面を弾いた。終盤戦は、ディキンソンが足を使って、右に左にとサイドに動いて竹迫のプレスを回避した。距離が詰まるとボディを叩いて、右ストレートで強引に倒しにいった竹迫だが、ディキンソンも手数で応戦、打ち終わりにカウンターを狙うがつかまえきれず。最終回、アッパー、フック、ストレートと仕留めに行った両者だが、決定打には恵まれず判定に。常に先に仕掛けた竹迫がジャッジ三者の支持を集めた。
開催日 | 2024年5月11日(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | テイジ プラタップ シン(豪) |
試合結果 | 判定1-2 116-113,113-115,113-115 負け |
OPBF東洋太平洋王者の竹迫のV1戦。挑戦者はオーストラリアから乗り込んできたシン。初回、竹迫は右フックを叩きつけて先制攻撃を仕掛けるとサウスポー・シンの左フックをガッチリとブロック。ワンツー、左ボディを好打した。2回、シンは頭をつけてショートパンチで反撃。竹迫は右ボディを突き刺し体力を削りに行った。3回、接近戦で細かいパンチの応酬。ここはシンの回転力が上回った。続く回も激しいパンチの交換となるが、シンのしつこい連打が見栄えがいい。4回終了時の公開採点は、38-38×1、40-38×2でシンが優勢。6回、竹迫の右ボディが功を奏してくる。シンはクリンチをする場面が増えてきた。7回、シンは左ショートで顔を弾くとパンチを交錯させる中、有効打で上回った。8回、竹迫は前の手で距離を測りながら強弱を意識したコンビネーションをヒット。8回終了時の公開採点は、77-75×1(竹迫)、78-74×2(シン)と割れた。10回、竹迫は徹底的にボディにパンチを集めるが、シンも左フックをねじ込んだ。11回、ギアを上げた竹迫は豊富な手数で猛追。12回、竹迫は最後の力を振り絞り懸命の反撃。シンも要所、要所で右フックを返し譲らなかった。ジャッジに委ねられた採点は割れたがシンを支持。シンが新チャンピオンに輝いた。後半、猛追した竹迫だったが手が届かなかった。
開催日 | 2023年10月7日(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | マ ウーヒョン(韓国) |
試合結果 | 10R 0分 53秒 TKO 勝ち |
竹迫とウーヒョンの対決。ジャブを突きながら上体を小刻みに振りながらリズムを作ったウーヒョンは、右ストレートを上下に打ち分けて、アッパーも見せた。竹迫は距離を詰めてジャブを突いてワンツーの右ストレートを試し打ちした。2回、ウーヒョンのワンツーと左フックが光ったラウンド。竹迫は右ストレートを打って距離を詰めるが、ウーヒョンは、サイドにステップして被弾を回避した。3回、竹迫が右ストレートでウーヒョンの顔面を捉えたラウンド。左ボディも隙を突いて打ち込んだ。それでも、ウーヒョンは左フックをカウンターに合わせて追撃を免れた。4回終了時の途中採点は、38-38,37-39,37-39でウーヒョンがジャッジ2人の支持を受けた。5回、竹迫が右ストレートでダウンを奪った。立ち上がったウーヒョンを右ストレートで仕留めに行く竹迫だが、ウーヒョンは隙をついてワンツーの連打で被弾を免れた。6回、ワンツーからパンチをまとめに来たウーヒョンに左フックを合わせてダウンを追加した竹迫。相手の打ち終わりに右ストレートを合わせた。7回、竹迫は右ストレートを多用して仕留めにかかるが、ウーヒョンはワンツーおジャブにアッパーを加えて距離を保った。8回、ウーヒョンが左ボディからの組み立てで試合巧者ぶりを見せたラウンド。左ボディで竹迫がダウンを奪った。8回終了後の途中採点は3-0(78-71,77-72,77-72)で竹迫が逆転。試合が決まったのは10回、竹迫がジャブからワンツーを繰り返して、ウーヒョンを下がらせるとボディを叩いたところでウーヒョンが崩れ落ちた。
開催日 | 2023年4月15日(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | メイリン ヌルスルタン(カザフスタン) |
試合結果 | 8R 2分 33秒 TKO 負け |
試合:OPBF東洋太平洋ミドル級王者の竹迫が、WBO世界4位でWBOインターナショナル王者のヌルスルタンに挑戦した。カザフスタンサポーターの中をくぐり抜けて竹迫は勇ましく入場。一方、ヌルスルタンはこのイベントの主役であるかのように大歓声の中、リングインした。韓国での試合だが竹迫にとってアウェーで戦っているような感覚だろう。初回、竹迫はガードを固めながら右フックを強振。ガードの上だが脅かすには十分だ。さらに思い切りの良い右ボディストレートを好打し上々のスタートを切った。2回、竹迫はジャブからワンツー、右ボディを決めて積極的な攻撃。ヌルスルタンも打ち終わりに左フックを合わせて上位ランカーの力を見せる。3回、ヌルスルタンは右アッパーから強烈な右フックを叩きつけると上下に打ち分け攻勢。4回、竹迫が右ボディを突き刺せば、ヌルスルタンも左ボディを返して応戦。ド迫力の打ち合いが続いた。6回、竹迫はプレスをかけてボディにパンチを集めてジャッジに攻勢をアピール。ヌルスルタンの表情が曇ってきた。8回、ヌルスルタンは右カウンターでグラつかせると一気にラッシュ。連打でダウンを奪うとレフェリーはノーカウントで試合をストップした。激戦を制したヌルスルタンが勝利した。
開催日 | 2022年11月5日(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | ユ ギョンモ(韓国) |
試合結果 | 3R 2分 51秒 TKO |
OPBFミドル級王者の竹迫の初防衛戦。開始から竹迫がガードを固めながらジリジリと距離を詰めて右を強振。ユも負けじと左右フックを返す。セコンドから「ジャブからいけ」と指示が出ると竹迫はジャブを突きながらじっくりと攻めた。2回、竹迫はジャブから左ボディを好打。しかし、タフなユもショートアッパーで応戦。3回、竹迫は左を軸に丁寧に組み立てるとワンツーをヒット。被弾したユだがダメージを感じさせながらも粘り強さを見せる。すると竹迫の右ストレートがジャストミート! グニャリと倒れたユを見てレフェリーはノーカウントで試合をストップした。竹迫が強打を爆発させてV1に成功した。リング上でマイクを握った竹迫はWBOアジアパシフィック同級王者の能嶋宏弥(薬師寺)との王座統一戦を熱望した。
開催日 | 2021/05/19(水) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | 国本 陸(六島) |
試合結果 | 1R 2分46秒 KO勝ち |
注目の日本ミドル級王座戦。ゴングと同時に国本がアグレッシブに攻めると竹迫は真っ向から応戦。すると左フックでダウンを奪った。
国本にダメージは感じられずボディを叩き反撃したが、竹迫は冷静さを保ち左ボディ、左アッパーを好打。右ストレートでグラつかせると、左右をまとめて2度目のダウンを演出。ここも立ち上がった国本だったがレフェリーは10カウントを数え上げた。竹迫が初回KO勝ちでV4を達成した。
開催日 | 2020/01/18(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | 細川チャーリー忍(金子) |
試合結果 | 判定勝ち 3-0 |
昨年10月の決定戦でOPBF王座に返り咲いた細川と日本同級王者竹迫による強打者同士の一戦。
前回果たせなかった初防衛を目指す細川は立ち上がり、高低差をつけた左を散らしリズムを計るが、KO率90%超の竹迫は冷静に中間距離を保ち、細川の打ち終わりに左ボディ、右クロスをヒットした。初回から危険なパンチが王者を捉えたが、細川は効いたそぶりを見せずに速い右を返す。2回も竹迫の右ストレートが細川に突き刺さるが、これはガードの上。続けて左右フックを浴びた細川も左フックで竹迫の体勢を崩し、見ごたえのある打ち合いが続いた。
3回、竹迫は離れ際の回転力で差をつけるが、細川は顔色を変えずに上へのパンチを見切り、ワンツー、ボディで対抗。4回もガードを固める細川に竹迫が打ち下ろしの右、左ボディで攻め込むと、細川もさすがに焦りの表情を見せたが、すぐさまワンツーを返し、竹迫のスタミナ切れを誘った。4回終了時の採点はジャッジ3者とも40-36で挑戦者を支持。
5回、竹迫は右ボディで体を折る細川に対し、さらにパンチをまとめ追撃を掛けるが、徐々に追い足は鈍くなり、6回はホールドが目立った。7回は竹迫が再び強打をまとめ攻勢をアピール。細川は先に仕掛けたいが、竹迫が上手く距離を使い分け、細川のリズムを崩した。しかし、8回は細川がボディの好打から攻めに転じ、竹迫をコーナーに押し込んでパンチをまとめる。
この回までの途中採点も80-72で挑戦者リードは変わらず。倒しかない細川は竹迫の猛打に晒されながらも前に出るが、詰めたところで密着され、離れては竹迫に先手を許してしまった。終盤に入っても挑戦者のスタミナと攻撃力は目立って落ちず、後半勝負に賭けていた王者陣営は大きな誤算となった。
細川の粘りに竹迫も決定機を作ることはできなかったが、序盤からの主導権を最後まで離さず、ほぼフルマークの判定勝ちでOPBF王座を奪取した。