開催日 | 2024年3月18日(月) |
所属選手 | 井上 岳志 |
対戦相手 | ウェイド ライアン |
試合結果 | 判定1-0ドロー 115-113,114-114,114-114 |
OPBF太平洋&WBO-APスーパーウェルター級王者の井上がオーストラリアからの刺客を迎え撃った。リングに上がった井上は、相手の方をグッと睨みつけて集中力を高めた。初回、井上が前の手で距離を測りながら右ストレートで先制攻撃。当たりは浅いものの積極性をアピール。2回、サウスポーのライアンは、プレスをかけながらリターンの左アッパーをヒット。3回、ライアンは左オーバーハンドをねじ込むが、井上は慌てる素振りを見せず単発の右ボディストレートを返した。4回、ライアンは左アッパーから左右をまとめて見栄えの良さをアピール。4回終了時の公開採点は、38-38×3でイーブン。5回、井上は右ボディから崩していくが、ライアンは左アッパーから上下のコンビネーションで譲らず。6回、中間距離でパンチを交錯させる中、井上が左ボディで体力を削った。7回、井上はノーモーションの右で膝を揺らすとプレスをかけて左ボディを突き刺した。8回、一進一退の攻防でジャッジを悩ませた。このラウンド、井上は偶然のバッティングで左目上をカットした。8回終了時の公開採点は、76-76×1、77-75×2で井上がリード。9回、ライアンはこの日、勝負所で出す左アッパーで顔を弾いた。10回、上下に丁寧に打ち分けたのはライアン。11回、井上はしつこく前に出て左ボディを叩き込むと手数を増やして攻勢。最終12回、ライアンは左フックから上下のコンビネーションで攻め立てると、「岳志」コールの声援の中、井上も懸命にパンチを返した。ジャッジに委ねられた採点は1者が井上としたが残り2者は引き分け。井上が苦しみながら王座防衛に成功した。
開催日 | 2024年2月16日(金) |
所属選手 | 漣 バル |
対戦相手 | 渡邉 恵(TEAM10COUNT) |
試合結果 | 判定1-1ドロー 56-58,58-56,57-57 |
漣(さざなみ)がジャブから丁寧に組み立てるのに対し、渡邉は右クロスで応戦。鼻血を流した漣だが左ボディをヒット。2回、渡邉は距離をキープしながら上下に打ち分けリズム感のある攻撃を披露。3回、漣は右フックで膝を揺らすと回転力を活かした連打で攻勢。渡邉もここは引くまいと真っ向から打ち合った。4回、一進一退の攻防が繰り広げられる中、渡邉の有効打が若干上回った印象。5回、激しい打撃戦が繰り広げられる中、漣がプレスをかけて左フックで顔を弾くと豊富な手数で攻め立てた。6回、ギアを上げたのは渡邉。プッシュしながら左右をまとめた。ジャッジに委ねられた採点は三者三様の引き分け。
開催日 | 2023年12月13日(水) |
所属選手 | 久保 龍助 |
対戦相手 | 荒木 大夢(渡嘉敷) |
試合結果 | 判定0-3 勝ち |
前の手で距離とタイミングの探り合いからスタート。久保がジワリジワリと距離を詰めて右ストレートをヒット。2回、初回は手数が少なかったサウスポー荒木だが、打ち終わりに右フック、左ボディストレートをヒット。中間距離でし烈なペース争いが続いた。3回、久保はノーモーションの右でガクッと腰を沈めさせるが詰め切れず。しかし、ジャッジに攻勢をアピールするには十分だ。4回、久保の右と荒木の左が何度も交錯するスリリングな展開。その中で久保が右ボディストレートを軸に有効打で上回った。3勝目を挙げた久保が今年最後の試合を勝利で終えた。
開催日 | 2023年12月13日(水) |
所属選手 | 早川 蓮 |
対戦相手 | 脇 一隼(北澤) |
試合結果 | 4R 1分 33秒 TKO 勝ち |
開始早々、脇が距離を潰して左右フックで打ち合いに持ち込むが、早川は真っ向から応戦すると左ボディを好打。さらに右ボディを突き刺し動きを止めにいく。2回も同じ展開で我慢比べ。タフな打ち合いが続いた。3回、左ボディで突き放したい早川だが、脇は回転力を活かした連打で肉薄。しかし、ここを耐えた早川はワンツー連打で顔を弾くとパンチをまとめて攻勢を印象付けた。勝負が決まったのは4回。早川は左ボディでくの字にさせると連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
開催日 | 2023年10月7日(土) |
所属選手 | 伊藤 礼人 |
対戦相手 | 本村 康(ミサイル工藤) |
試合結果 | 4R 0分 42秒 TKO 勝ち |
試合:デビュー戦の伊藤とサウスポーの本村の対決。本村は左右のフックを繰り返しながら前に出てボディを叩く伊藤をいなすと、本村が右フックで初回にダウンを奪った。2回は伊藤がプレスを強めてガードして前に出ると下から潜るよにして右ストレートを打った。距離をとりながら左ストレートを打つ本村。伊藤はアッパーを混ぜてワンツーへと繋いだ。3回、右を突き上げた伊藤が本村の顔面を弾いたがまとめきれず。鼻血を流した本村はボディを打たれて、これを嫌うが、決定打わ許さず。最終回、ガードを固めて前に出てくる伊藤は、ボディから左を突き上げてパンチをまとめると本村が倒れた。レフェリーは即座に試合を止めた。本村は担架で運ばれた。
開催日 | 2023年10月7日(土) |
所属選手 | 竹迫 司登 |
対戦相手 | マ ウーヒョン(韓国) |
試合結果 | 10R 0分 53秒 TKO 勝ち |
竹迫とウーヒョンの対決。ジャブを突きながら上体を小刻みに振りながらリズムを作ったウーヒョンは、右ストレートを上下に打ち分けて、アッパーも見せた。竹迫は距離を詰めてジャブを突いてワンツーの右ストレートを試し打ちした。2回、ウーヒョンのワンツーと左フックが光ったラウンド。竹迫は右ストレートを打って距離を詰めるが、ウーヒョンは、サイドにステップして被弾を回避した。3回、竹迫が右ストレートでウーヒョンの顔面を捉えたラウンド。左ボディも隙を突いて打ち込んだ。それでも、ウーヒョンは左フックをカウンターに合わせて追撃を免れた。4回終了時の途中採点は、38-38,37-39,37-39でウーヒョンがジャッジ2人の支持を受けた。5回、竹迫が右ストレートでダウンを奪った。立ち上がったウーヒョンを右ストレートで仕留めに行く竹迫だが、ウーヒョンは隙をついてワンツーの連打で被弾を免れた。6回、ワンツーからパンチをまとめに来たウーヒョンに左フックを合わせてダウンを追加した竹迫。相手の打ち終わりに右ストレートを合わせた。7回、竹迫は右ストレートを多用して仕留めにかかるが、ウーヒョンはワンツーおジャブにアッパーを加えて距離を保った。8回、ウーヒョンが左ボディからの組み立てで試合巧者ぶりを見せたラウンド。左ボディで竹迫がダウンを奪った。8回終了後の途中採点は3-0(78-71,77-72,77-72)で竹迫が逆転。試合が決まったのは10回、竹迫がジャブからワンツーを繰り返して、ウーヒョンを下がらせるとボディを叩いたところでウーヒョンが崩れ落ちた。
開催日 | 2023年9月28日(木) |
所属選手 | 森 朝登 |
対戦相手 | 水谷 直人(KG大和) |
試合結果 | 判定3-0 78-73,77-74,77-74 勝ち |
試合:元日本ランカーの水谷がラストファイトのリングに上がった。拳を交えたのは3連勝中の森。サウスポー同士による一戦は、ジャブの差し合いからスタート。比較的静かな立ち上がりとなったが、水谷が単発の左ストレートをヒット。2回、森はステップインから左ストレートから返しの右フックでダウンを演出。水谷にダメージは感じられずジャブからワンツーにつなげた。3回、ラウンド中盤、偶然のバッティングで水谷は左目上をカット。ドクターチェック後、森は前後の距離を意識しながら有効打を集めた。5回、水谷は左オーバーハンドで顔を弾き反撃。6回、森は右フックで膝を揺らすとパンチをまとめて仕留めに行くが、水谷は驚異の粘りを見せて左フックをねじ込んだ。7回、頭がぶつかり森は左耳をカット。両者とも死力を尽くして打ち合った。8回、スタミナの消耗が激しい中、最後まで懸命の打ち合い。森がプッシュしながらワンツーをヒットし攻勢を印象付けた。ダウンを奪った森が激戦を制した。
開催日 | 2023年9月27日(水) |
所属選手 | 斉藤 晶子 |
対戦相手 | 小此木 鈴奈(五代) |
試合結果 | 3R 0分 12秒 TKO 勝ち |
試合:斉藤がガードを固めながらワンツー連打で先制攻撃。右フックで迎え撃った小此木だが相手の圧力に押されて被弾。初回は斉藤が積極的な攻撃を繰り広げた。2回、小此木は左ボディを突き刺し反撃するが、斉藤はプッシュしながら豊富な手数で攻め立てた。ラウンド終了後、過呼吸になった小此木。3ラウンドのゴングが鳴ったが、試合ができる状態ではなく陣営が棄権を申し出た。
開催日 | 2023年8月8日(火) |
所属選手 | 小西 佑亮 |
対戦相手 | 川口 高良(協栄) |
試合結果 | 5R 2分 3秒 TKO 負け |
今年4月に対戦(引き分け)して以来のダイレクトリマッチ。小西が長いリーチを活かし左ボディから右オーバーハンドを叩きつけるが、川口はガッチリとガード。プレスをかけて右フックで膝を揺らした。2回、川口はボディジャブを軸に丁寧に組み立ててペースを維持。3回、小西は打ち下ろしの右ストレートで突き放しにかかるが、川口は距離を詰めて左右フックで顔を弾いた。4回、手数を増やした小西だが、ブロックで被弾を抑えた川口は打ち終わりを狙った。勝負が決まったのは5回。川口は右オーバーハンドでガクッと腰を沈めさせるとパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
開催日 | 2023年7月28日(金) |
所属選手 | 久保 龍助(ワールドS) |
対戦相手 | 谷 憲明(リングサイド) |
試合結果 | 判定3-0 40-36,40-36,40-36 勝ち |
谷が打ち終わりに左フックを合わせるが、久保は慌てる素振りを見せずジャブからワンツーをヒット。2回、久保はリズムを取りながらワンツーを軸に攻め立てるが、谷はプレスをかけて右ストレートを打ち込み対抗。3回、久保は出入りを活かしたボクシングを展開。ワンツー、さらに左ボディを痛打し持ち味を発揮した。谷はヒッティングで左目上をカットした。最終4回もお互いの意地が真っ向からぶつかり合う好ファイト。久保がダッキングでかわすと右ストレートを効果的に決めた。
開催日 | 2023年7月28日(金) |
所属選手 | 早川 蓮(ワールドS) |
対戦相手 | 網野 翔(石神井S) |
試合結果 | 判定3-0 40-36,39-37,39-37 勝ち |
網野がステップインから右フックを叩きつけて先制攻撃。後手に回った早川だが、ラウンド中盤になるとジャブからワンツーにつなげてペースを手繰り寄せた。2回、早川はカウンターの左フックでガクッと腰を沈めさせるが、網野は前に出て粘り強さを発揮。しかし、早川は打ち終わりに右ストレートを好打し見栄えの良さを見せた。3回、中間距離でパンチを交錯させて互角の打ち合い。4回、早川が右フックで顔を弾くとパンチをまとめて攻勢。網野も懸命にパンチを返した。早川が4戦目でうれしい初勝利を挙げた。
開催日 | 2023年7月25日(火) |
所属選手 | 坂間 叶夢(ワールドS) |
対戦相手 | 堀川 龍(三迫) |
試合結果 | 8R 2分 40秒 TKO 勝ち |
空位の日本ユース・ライトフライ級王座を坂間と堀川が争った。左を突きながらプレスをかける坂間に対し、堀川は前後の動きを意識しながらジャブを返す。初回は互角の攻防。2回、中間距離でし烈なペース争いを繰り広げる中、一瞬スイッチした坂間が左で顔を弾き見栄えの良さをアピール。4回、坂間はジリジリと距離を詰めて左フックを好打。積極的な攻撃を見せた。5回、坂間の右ショートアッパーが冴えわたる。接近戦で打ち勝ちポイントを加点。6回、堀川はステップインからのワンツーをヒット。ギアをもう一段上げた。7回、坂間が左ボディを突き刺すが、堀川は回転力を活かした連打で応戦。最終8回、激しいパンチの応酬の中、坂間が右クロスで膝を揺らすとグイグイと攻め立てて攻勢。左フックを決めたところでレフェリーが試合をストップした。熱戦を制した坂間が新チャンピオンに輝いた。